カリフォルニアに住むからには、地震のリスクからは目を背けることはできません。自分の住んでいる場所が地震が起こった時に被害が危険性が高い地域(=地震ハザードエリア)なのか否か、簡単に知ることができる地図があるので紹介します。
EQ Zappとは
カリフォルニア州では、EQ Zappという地図が整備されており、地震ハザードエリアに該当しているかどうがをweb上で簡単に調べることができます。
EQ Zapp (Launch EQ Zappというボタンをクリックすると地図に飛びます)
地震ハザードエリアとして、以下の3つのハザードが地図上に色分けされています。
- fault rupture(断層破壊、黄色)地表が断層に沿って亀裂が入ったり。
- liquefaction(液状化、緑色)
- landslides(地震による地滑り、水色)
実際に、ベイエリアの地図を色々と見てみましょう。
ベイエリア広域
地図上の黒い線が断層です。ベイエリアには南北に沢山の断層が存在していることがわかります。また、緑色が液状化の懸念があるエリアを示すものですが、サンフランシスコ湾沿い一帯が緑色に指定されていることがわかります。
サンフランシスコ周辺
サンフランシスコ市内では、東側の海沿いが緑色の指定となっており、地盤が弱いエリアとなります。サンフランシスコの有名物件(地図上の黒い点の箇所。ミレニアムタワー:2009年に超高級物件として分譲されたが、地盤沈下により毎年数センチずつ建物が傾いていることが判明。今なお係争中。)も、調べてみると緑色のエリアに立地していました。
ベイエリア北部
San Mateo、Foster City周辺は緑色指定になっている部分が多くなっています。
ベイエリア南部
Menlo Park、Stanford、MountainView、Sunnyvale、Cupertino、Saratoga、Campbellのいわゆる良好な住宅地が広がっているエリアは総じてハザードの指定がありません。高台で地盤が良いエリアに良好な住宅地が広がっているのは、日本と同じです。
おまけ:UCバークレーはハザード指定が沢山
世界の大学ランキングの常連、超名門のUCバークレーのキャンパスの真下には、実はヘイワード断層が走っており、それ以外にもキャンパスの一部は液状化、地滑りのハザード指定を受けています。
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