【エッセイ】アメリカの暖房修理ドタバタ珍道中

駐妻エッセイ

今日は我が家が直面したアメリカでの暖房の修理ドタバタ記録をお届けします。

シリコンバレーは西海岸で温暖な気候が特徴。とはいえ、冬はとっても寒く朝晩の冷え込みが身に染みる。夏の日差しが恋しくなってくるほど寒くなってきた11月下旬、我が家の暖房があまり機能していないことに気づく。昼間は全く暖房不要だけど、やっぱり夜は暖房が必要。

さて、暖房が機能しないので、管理会社に連絡。メールするもなかなか音沙汰なし。一度連絡したくらいではあまり反応しないことは既に過去の経験からわかっていたので、再度催促。すると突然何の前触れもなく、お兄さんが家にやってくる。「暖房の件で来たよ、ちょっと見せて」

「Google nestが壊れているみたい。新しいのに変えておくね」と言い、次の日、新しいGoogle nestを持ってきて交換。我が家の暖房は、Google nestという端末と連携していて、それを操作することによって家の気温を調整する仕組み。

次の日の朝、あれ、新しいはずのGoogle nest、全く充電されていない。本来であれば、設置するだけで勝手に充電されて、使えるようになるはず・・・。また管理会社に連絡。

使えない暖房の代わりに、電気で使える暖房器具を3台貸してもらう。使い勝手がすごくいい。もはやこの暖房の方がいいんだけどなと思い始める。

その後、別の修理のお兄さんが来訪。「配線がおかしくなっているみたい。新しい場所に配線を引き直して、Google nestを設置したからもう大丈夫だよ」

「うんと、、、念の為テストさせて」

「ほらね、作動したよ!この電気の暖房は持って帰るね。」

「確かに。ありがとう〜」その時はしっかり動いたので安心するものの・・・。あぁ、この電気の暖房、気に入っていたのに、残念だなと名残惜しさを感じる。

その日の夜、暖房をつけてみるも、ついたり消えたり。結局寒い。再度管理会社に連絡。

突然朝電話が入る。「今日新しい暖房設備を設置するから、家に行くね」。何事も突然「こと」が動くアメリカ。あれやこれやしているうちに、2mはあろうかという大きなお兄さんがやってきて1.5mくらいある巨大な暖房設備を運び出していく。そして何やら大掛かりな工事が始まる。やれやれこれで暖かいクリスマスが迎えられるのね!と安堵していた矢先。気がづくと、家には誰もいなくなっている。

時刻は午後5時。

見事に作業途中でみんな撤収。アポは調整しないけど、定時はしっかり守るのね!!!。時は12月中旬。外気温6度。当初連絡した11月とは、明らかに寒さのレベルが違う。もう暖房なしではツライ。

流石に困るので、夫から管理会社に連絡。こないだの電気の暖房貸してくれ!とメールするも、もう連絡取れない。

どんどん寒くなる我が家。家の中でダウンコートを着る。でも寒い。だって外と同じ気温だもの。

作業のお兄さんが「今日はホテルの方がいいかもね」と作業開始の段階で、つぶやいていたそうだが、夫はあまり気に留めてなかったらしい。今になってやっと事の重大さに気づく。時すでに遅し。

こちらで新しくできた友達に暖房がない、とLINEすると「寒かったらうちで寝ていいよ!おいでよ!」と優しい言葉をかけてくれる。身体は寒いけど、心は温まる。と思ったのも一瞬、本当に寒すぎる。現実逃避のため一旦、暖房の効く車に乗って、買い物へ。

家に戻ってみると、寒いのは寒いけど、あれ、さっきより寒くない。実は我が家は2階で、1階の住民が帰宅し暖房をつけ始めたので、その暖気が我が家に上がってきてくれた様子。どうにか夜は越せるかも。一筋の希望が見え始める。

もう、1階の人が寝る前に寝てしまおう!この日は布団に包まり夜9時に就寝。不思議と布団に入ると寒くない。布団よありがとう。

そして起きて極寒の現実に直面。朝から娘のお弁当を作る日だった・・・。アメリカの給食は、メニューが偏っていて、チーズを多用したメニューのオンパレード。アメリカの濃厚チーズが苦手な娘とは、チーズメニューの日はお弁当を作るという約束になっている。そんな朝5時。今日くらい布団に戻りたい・・・。メニューを確認すると、「チーズピザ」一番苦手なやつ。。。絶望しながらお弁当作りに取り掛かる。息が白い中お弁当を作るなんて初めての経験。キッチンに熱を発生させるため、オーブンを使っておかずを作る。なんかあったまってきた。やれやれなんとかやり切った。

この日は夫も私も外出の予定あり。先に夫が出社。私もそろそろ出かけようかな。準備していると、何の事前連絡もなしに、新しい巨大な暖房設備を持った大きなお兄さんがドアの前に登場。いやいや私出かけるし・・・。予定は動かせないし・・。事前にメールで今日は予定があるから、電気の暖房貸してくれ、と伝えてあるし・・。全く連携されていない様子。

「ごめんね。今日は出かけるから、明日の11時以降にできる?」「No problem」お兄さん撤収。

ごめんねお兄さんって思いつつも、何の相談もなしに突然くるんだもん。しょうがない。日本みたいに事前にアポ調整しないのか?と思いつつ、いちいちアポ調整するより、自分が都合良い時に、勝手に突撃したほうが実は効率的なのか?と色々思いを巡らす。

その日の午後、お気に入りの電気の暖房を貸してもらって、部屋が暖かくなる。今日は安心。

次の日、朝に少し外出の予定あり。管理会社から「朝から、スペアキーで入って作業しておくよ」と連絡が。まぁそれでいいかと、「よろしくね〜」と返答。

予定が早く終わって朝10時に一旦帰宅すると、連日登場の大きなお兄さんが、家の前の駐車場で仁王立ちで待っている。おや、何にも作業していない。明らかに待っている。事情を聞いてみると、我が家のスペアキーが管理会社になかったと。そんなことってある???

「今、新しくスペアキーを作っているから、それを待っていたんだよ」

なんということでしょう。鍵を作るところから???意味がちょっとわからない。

我々が帰宅したので、鍵の完成を待たず作業再開。2時間くらい作業して、やっと新しい暖房設置完了。

なんと、暖かいことでしょう!これがアメリカの冬!!暖かいクリスマスが過ごせることになって平和が戻った我が家。

と安堵したのも束の間、壁に無惨な穴が目に入る。

そういえば、古いGoogle nestを設置していた場所、機器を取り外したままになっていて、跡が剥き出しで残念な感じ。数日前「この穴は後で埋める作業するからDon’t worry 」と別のお兄さんが言っていたことを思い出す。完全に忘れられている。

また管理会社に連絡・・・・。

続く

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